小さいころから自分のつぶらな一重のお目目が嫌いだった。
だって二重の大きい瞳はそれだけで欧米でかぁいいから。
鏡を見る甲斐があるってもんで。
でも一重に生まれたんだから仕方ないじゃない。
鏡をほとんど見ない毎日。
特に問題はない。
その後「ビー・バップ・ハイスクール」の中村トオルは一重のくせになんかいい一重だよな、と思う。
だったらこの一重がいいよ、と思う。
タワシの一重はなんか違うんだわ。
あぁあ、でもトオルとは違う一重なんだから仕方ないじゃない。
引き続き鏡を見ない日々を過ごす。
相変わらず問題はない。
一重とか、まあるいお鼻とか、ハンギョドンみたいなたらこ唇は鏡を見ない間に、うまい具合にチャームポイントだと思うようになったのは我ながら素晴らしいと思う。
しかしあまりにも長い間鏡を見なかったせいで、こないだ鏡を見たらびっくりするほど歳をとっていてビビる。
わぉ。
自分はいつまで経っても子供の頃とおんなじなんだと思っていたので、ちゃんと歳を取るんじゃん、と思ったのである。
そりゃあ、時代は変わっている。
タワシは初めて障害者雇用で就職をしようと登録しているけれど、なかなかムズイらしい。
まぁないもんはないんだし、仕方ないけどさ、どうすっかなぁ、と考えている。
いやマジで先のことはわからんのです。
でも明るく生きるしかないじゃない。
さてさてさてさて。
それではみなはん、また明日。
この場所で。