11時。
ママンとショッピングへいく。
ママンが出しなにパパンへ「昼はここに炒飯があるからチンして食べて」と言う。
ママンとタワシはウィンドウショッピングを楽しみ、ランチも済ませて帰宅する。
午後15時。
玄関を開ける音でパパンがやってきた。
大量の薬の入った箱を持って。
ママンは外出すると必ず無印良品の大袋プチケーキをパパンの土産に買って帰るので、それをパパンに渡すとすぐに食べ始めた。
「そんなすぐに食べなさんなよ」とタワシが言うと、昼飯を食べてないのだ、と言う。
「はぁ?なんで食べなかったの?」とタワシ。
「薬を仕分けていたんだ。大変なんだぞ。」とパパン。
「え?4時間も仕分けるわけ?」
「だいぶ後に始めたんだけどな…」
それを聞いて、ずっと普通だったママンが急に怒り狂い出す。
「ねぇ!アタシが出かけると絶対ご飯食べないよね?アタシが家にいるとさ、昼ごはんは?って言えば、食べるさって言うし、夜ご飯どうする?って言えば、食うよ!って言うじゃん?アタシがいる時も食べないでよ!」と。
つまり、ママンがいなきゃご飯を食べなくとも平気なら、ママンがいる時も食べないでくれ。飯を作るのに心底嫌気がさしてんだよ。ということなのである。
はちゃめちゃな理論だがママンの気持ちはよくわかる。
食べ終えた茶碗すら流しに持っていかないパパン。
何ひとっつうちのことをしないパパンに毎日ブチ切れてはいたが、今日の怒りの言葉は最高すぎるやろ!
笑いが止まらん。
こういう時は嵐が過ぎ去るのを待つパパンだが、決して次回にママンの気持ちが反映されることはない。
ゴミ出しと風呂掃除だけは自分の仕事と思っているらしく、欠かさずやっているが、それをやる度に「ゴミ捨ててくるわ」「風呂洗ってくるわ」と報告するのもイラつくらしい。
「いちいち言わずに勝手にやってくれ!」とブチ切れるママン、再び。
壊れかけのレディオよろしく、こんな日々を繰り返している。
笑かさないでくれ。
ママンの沸点がわからん。
急に怒り出すママン。
そして金曜日。
ビバ。
それではみなはん、また明日。
この場所で。