夏を待ちきれなくて。

夜ご飯が夜にずれ込んで、翌日出かけるとなると16時間食事を抜くのは辛い。

まぁ、マストなわけではないのでできない日はできないでいいや、と自分を甘やかす。

 

どの街にもうまいカレー屋さんというのがあるが、店の近くにもうまいカレー屋さんを見つけてしまった。

残念ながら土日はやっていないので『道草 問答』の前に行くことはできない。

 

海外にいる22歳のヤングフレンドが久々に連絡をよこしたと思ったら「○日、日本に帰ります!」という電報並みのショートメッセージだった。

お、おう。

それなら遊ぼうぜ!という事で店に呼ぶ。

歩さんも合流する。

ヤングフレンドがともだちも一緒でいいか、と言うので「いいよ」と言う。

1年ぶりに会うとあの頃よりずいぶんとおしゃべりになっていて、コロコロとよく笑う。

ともだちとやらについて質問すると実際に会ったことはまだないのだ、と言われて驚く。

しかしまぁ、そんなことは今どき自分にもよくある事なので、そうか、と言う。

 

3人でうまいカレー屋さんへ入る。

え、ホントにうまいんですけど…

話に花も咲く。

歩さんが「ともだちの名前は?」と聞くとその名はボーイで2人して驚く。

勝手にともだちをガールだと思い込んでいたうちらが悪い。

思い込みって自覚がないものなのね。

仕事終わりに合流するというボーイはひとまず置いておき、ずっと話す。

ヤングフレンドはずっと笑っている。

歳を取ると物事を面白おかしく捉え辛くなるんだろうな、と気づく。

新しい事をオモロイと感じられる感性を懐かしく思う。

ボーイはとても優しくて明るくて礼儀まで正しくて、その上怪談、オカルトも好きでいいボーイだった。

みんなといたら自分も若くなったようで楽しかった。

そのおかげか、そのあとの面接も良い感じだったと思う。

ザ・夏。

カレー屋さんではサザンオールスターズが流れていた。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

 

対話とアートの店『道草 問答』 だいたい毎週土日オープン(完全予約制→予約はDMから)

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