実は他にも面接を通過した会社があったので最終面接へ行く。
状態的には恋焦がれカンパニーにロックオンしているので、ある意味気楽というか、ちょっと行きたくない気持ちすら混じった気持ちで向かう。
しかし。
わぉ。
ビル、デカい。
トレンディードラマよろしく、受付のおねぇたんに面接の予定の旨を伝えて、目の前のソファーにちょこんと座る。
見覚えのある面接担当の方は履歴書を読み込んでくださっていたようで、タワシについての陽気な質問が飛んでくる。
ずらりと並んだ面接官の人たちも一様に圧迫感がなく、和気藹々と面接を終えた。
行きたくないな、なんて思ってごめんちゃいと反省。
オフィスも丁寧に案内してくれてグッバイ。
帰り道に、面接を受けて良かったな、と思った。
ことごとく書類で弾かれたが、通過させてくれた会社の方々はきっと、つらつらと書いた履歴書の文字面ではなく、タワシという一人間の何かを見てくれたんだ、と素直にそう感じた。
素敵な人に出会うと、つまりは自分も今、素敵でいられてるんだ、と安心する。
人生について思い巡らせてばかりいるタワシだが、なんつうか、やっぱり世界線が動いたと感じざるを得ない。
そう思ったほうが幸せだし。
考えていれば日常はいろんなことを教えてくれる。
サンキューベイベで、みなはんそれではまた明日。
この場所で。