相変わらず頭の端っこに頭痛が残っていたのでスズメが鳴く前に目が覚める。
せっかく16時間ファスティングを始めたのに連日の頭痛で薬を飲むために食事をしなければならず全然痩せない。
頭痛のせいで全然痩せない。
さて。
本日は指定された時間があったのだけれど日々の混み具合を把握しておきたかったので早く家を出る。
前職より1時間以上早いせいか、息もできないくらいの混雑ではなくてよかった。
激混み列車もあったがターミナル駅で目を光らせてすかさず席を見つければなんとか座れそうだし。
そんなギンギラな目はカッチョ悪いのだが背に腹はかえられぬ。
イライラするよりマシというものだ。
お手洗いもチェックしておく。
なんなら一応入っておく。
ヤバいくらい揺れている。
これは気をつけないとお手洗いに入ったくせに大惨事になりかねない。
肩を縮めてちんまりと座り、時折目を開けたりしていたら唐突に遠くに黒い山が出てきた。
飛び散った泡のような雲ではなく、龍みたいに長くてでっかい雲が山に巻き付いている。
手前には緑色をした山もぼこぼこあって、なんだやっぱり旅行みたいだな、と思った。
これは嬉しい。
ブルーの空にぶら下がる山を見ていたら少しは優しい気持ちになれそうだから。
優しさは、誰かのためじゃなく自分のために。
だって優しい自分はタワシを全肯定してくれるから。
早く着きすぎた身体にルイボスティーを流し込む。
徒然る。
ヨスヨスッ。
はじまれ、タワライフ・アドベンチャー・ビギン。
それではみなはん、また明日。
この場所で。